EF28-90mm F4-5.6 USMの後継レンズで、
光学系に大きな変化はないものの、非球面レンズが採用されています。
また、このレンズはEOS Kiss 5のキットレンズとしてのみ発売され、
レンズ鏡筒がEOS Kiss 5本体と同じ銀色塗装となっています。
EOSへの鞍替えに合わせ、'06年5月に中古購入。
EF90-300mm F4.5-5.6 USMとのセット品で、ダブルズームレンズキットのものと思われます。
ほとんど使うことなくEF28-105mm F3.5-4.5 II USMへ移行したため、しばらく放置ぎみでした。
その後EF-Mを手に入れたことを機に出番が多少増加。プリズムに陰りが出るのが難点ですが。
操作性はあまり良いとはいえず、ズームリング・ピントリングともにスカスカな感触です。
特にピントリングはMF時、トルクが全くなくなりピント調節は至難の業です。
またローレットも施されていますが、フード用のバヨネットが邪魔でただの装飾とも思えます。
一方で、マイクロUSMを使用したAFは俊敏かつ静音。
"無音"でなく、"静音"で小気味よくピントが合う感覚が気持ちいい(?)です。
まとめ。
徹底したコストダウン設計は操作性を犠牲にした反面、軽量化という恩恵をもたらし持ち運びは便利です。
そもそもこのレンズをMFで使おうという使い手側の意識に問題があるような気がします。
写りに関してあまり言及できませんが、やはり所詮はキットレンズか…といった印象ですねえ。